平成18年地球環境基金助成事業
昨年末、商品のブラッシュアップの為、スタッフの皆さんと1時間懇談しました。問題点を見いだすのが今回の課題です。ここでは通所している障がい者の方々をスタッフから「仲間」と紹介されました。
その日は、作業が午前中で終わっていたため、製造工程は確認できませんでしたが、商品について質問を受けそれに応えることが出来ました。
1.袋詰めされた商品「おかき」の外観
2.ネーミング
3.販売価格
4.販売方法
5.販売先
などが、テーマになりました。
そして、2016年1月21(木)11:00
製造工程を見学するため、改めて訪問しました。
工房では、15名の「仲間」が、炊きあがった米とゴマ、塩を混ぜ、団子状に丸め、プレスして乾燥。そして焼き終わった煎餅に、それぞれの味を付け、乾燥。袋詰め。
この日の午後は仲間たちの行事が有るので、午前中で作業は終了。片付けを済ませて打合せをしました。
前回の課題を解決する為のミーティングです。
1.半透明の袋から、商品の見える袋に変更
2.シールの数と、デザイン
3.シールの貼る位置や大きさ
4.それに係るコストの比較
5.その他作業性など
形状デザインの優れたモノが出来たとしても、「仲間」の作業性のことも考慮して、課題を解決することになります。
2013年、2014年連続して[ S-1 SUMMIT ]の優秀賞、最優秀賞を獲得してきた「おかき」を、自信を持って販売するためへの挑戦が始まりました。
2日間に渡って、広島県就労振興センター主催の商品プラッシュアップが開催された。参加したのは食品・雑貨を主に生産する12の福祉事業所。
目的は、それぞれの事業所が製造する商品(食品、雑貨、木工、陶芸、織物、布など)の問題点を改善するための会議。今、一番売りたい商品を持ち寄り、参加者の意見を聞きながら、より良い商品作りのヒントを掴もうと参加者は必死。そこで、気になるのが専門家のストレートなダメだし。デザイン、食品、布製品、小物作り、販売を生業とした講師によるストレートなコメント。それらを参考に各事業所では「なかま」が作業しやすい環境や、材料、工程へと改善が繰り返される。
なぜ、千羽鶴未来プロジェクトが係わるのか。
新しいミッションが「障がいの有る職人を育てよう」。千羽鶴再生グッズの製造工程だけでなく、あらゆる福祉事業所の製造現場で、じっくりゆっくり障がいの有る職人を育てる方法を共有する、社会実験を進めるためです。
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千羽鶴未来プロジェクトのお知らせ
2023/05/19 Fri
2023.05.19 広島で開催されるG7 Hiroshima Summt に 2016年のG7外相会議に続いて採用されました。とても光栄なことです。
千羽鶴未来プロジェクトの基本方針
「千羽鶴未来プロジェクト」は、千羽鶴の再生を通して世界の子どもたちと共に平和について学びます。
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千羽鶴未来プロジェクトの主な活動
2024/10/23 Wed
10月23日(水)から一週間、三越広島店1F イベント広場で「秋のおひさまマルシェ」を開催します。初日の午前中おりづる大使のSTU48兵頭葵さんが、会場でMCとしてお手伝いいただきました。
千羽鶴再生活動以外の主な活動
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千羽鶴未来プロジェクトは、千羽鶴再生ノートの販売と、会員による年会費で運営されています。